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マッスルメモリーって知っていますか?

皆さん、こんにちは。IPFトレーナーの田中です。

最近は新型コロナウイルスの影響で、買い物以外では外出を控えているため、中々ジムまで行ってトレーニングをすることが出来ていません。昨年末辺りからようやくトレーニングに対するモチベーションが上がってきていた所だったので、このタイミングでの外出自粛は本当に残念ですが、こればかりは仕方がないので減量も兼ねて胸肉を買ってきてサラダチキンを大量生産しています。

…見た目と写真の撮り方に難がありますが味はとても美味しいです。

さて、普段からトレーニングをされている方の中には「せっかく鍛えてたのにジムに通えないことで筋肉が落ちてしまうのでは…」と不安になっている方もいらっしゃると思います。

そこで今回はそんな不安を解決するべく【マッスルメモリー】ついてお話ししたいと思います。

普段から体を鍛えている方ほど筋力の向上や筋肥大させる事がどれくらい大変かが身に染みて分かっているので、長期間のトレーニングをしない事で筋肉が減ってしまう事に抵抗を覚える方は少なく無いと思います。

しかし、落ちてしまった筋肉を元に戻すのに同じだけの時間が必要というと実はそういうわけではありません。ある程度トレーニングの期間が空いてしまったとしても短期間の内に筋肉を元の状態やそれ以上にする事ができると言われています。

この事を【マッスルメモリー】と言うのです。

では、このマッスルメモリーはどういう原理なのかというと、説明が少しややこしいので結論だけ知りたい方は10行くらい読み飛ばしてください。

マッスルメモリーの原理には、筋肉を構成している筋繊維とその核と呼ばれる器官の数が関係しています。

筋繊維の周りには筋サテライト細胞と呼ばれる細胞があります。この筋サテライト細胞は筋トレをして筋繊維が刺激を受けた際に同じように刺激を受けることで筋繊維と融合します。この時、筋サテライト細胞にも筋繊維と同様に核があるため、筋サテライト細胞が筋繊維に取り込まれる事で筋繊維中の核の数が増えます。

核の中には【体の設計図】と呼ばれるDNAが存在しています。筋肉を作る際にこの核のDNAから筋肉の情報をmRNAという状態でコピーしリボソームという器官に移動します。そしてリボソームでmRNAの情報を元に筋肉を合成するのです。

ここで大事なのは

筋トレを辞めて筋肉が減ったとしてもこの核の数が減ることはないということです。

つまり、トレーニングを始めたての頃よりも筋繊維中の核の数が多いため、筋肉の合成が早いくなっているため短期間で筋肉を元に戻す事ができるのです。

研究によっては7週間完全休養の後に7週間トレーニングを行ったところ、元の状態よりも筋力が増えたというデータもありますので、筋トレができない事にストレスを感じずに家でできる事をやってみてください。

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