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常識とは、18才までに得た偏見のコレクションである

みなさん、こんにちは!

気温が安定しない、服装に困る日々が続いておりますが、体調はいかがでしょうか?

体調が悪いのに野球や筋トレをして、かれこれ2週間も風邪を堪能しているトレーナーの田中です。

今回は、「今まではそう言われていたのだけれど、

今では否定気味な意見が多い、または完全に覆っている話

」をいくつか紹介したいと思います。

例えば。

皆さんはRICE処置をご存じでしょうか。

RICE処置とは

Rest(安静)

Icing(冷却)

Compression(圧迫)

Elevation(挙上)

の4つの頭文字を取ったもので、運動などでケガをした場合はこれらの処置が適切に行われていると完治が早くなり、ケガの治りが早くなる。とされていました。

事実、高校生の保健体育の授業や、ボーイスカウトの救急訓練でもそう習った記憶があります。

しかし、僕が大学に進学し、大学での講義を受けていた時に教授がこんな話をしました。

今年の初めにRICE処置を提唱したゲイブ・ミルキン医師が「みんな、僕の提唱したRICE処置をちゃんとやってくれているみたいだけど、もしかしたらRICE処置の中のアイシングはケガからの復帰を遅らせるかも知れない」と発表しました。

と。

実際、既にメジャーリーグのいくつかの球団ではケガをした際、故障からの復帰を早めるためにアイシングを行わないようにしていたり、行ったとしても冷やしすぎない様にしているところがあるそうで。

ケガに対するアイシングの重要性が完全に否定されたわけではありませんが、この出来事は僕が新しい情報を手に入れる大切さを痛感した瞬間でした。

もっと身近なところですと、

「卵を食べすぎると体内のコレステロール値が上がる」

と、子供の頃に言われた事があるかと思うのですが、これも2015年の4月に厚生労働省から

「やっぱり食べ物と体内のコレステロール値は関係なかったです!」

との発表がありました。

これを聞いた時は純粋に「コレステロール値なんて気にせず卵を食べていた僕は勝ち組だな」と思いました。

他にも、

高血圧と塩分の摂取量は実は関係なかったという研究結果や、そもそもこの因果関係を検証した実験自体が否定されていたりと、

今まで常識と思われてきたこと自体が、現在では疑わしいものもたくさんあるので注意が必要かも知れません。もっとも研究とは、「特定の条件設定をした中で得られた検証」でしかありませんので、日常生活はそんな特定条件とは異なる環境ですので必ずしもその検証結果がそのまま反映されるわけではありません。

従いまして、

常識とされている事に疑いを持たないという事は、もしかして間違いかも!

と、いうお話しでした。

ちなみに余談ですが、シャンプーをすれば頭が臭くなくなるというのも眉唾物のようで。

そもそも、シャンプーが日本に登場したのは1931年。普及したのも1960年前後と言われています。それ以前の日本人が臭くなかったのかどうかは知りませんが、そこまで必要とされてもいなかったということです。

最近ではシャンプーを使わない「ノーシャン(湯シャン)」なる言葉も出てきており、シャンプーって必要なの?という意見があったりもします。

ちなみに私はシャンプーを使わなくても臭くはならないと経験しております。

もう、一年以上シャンプーを使っていませんが、僕が臭いと言われていないのがその良い証明なんじゃないかと思っています。

もしかして皆が気を使って言ってこないだけかも知れないという可能性には目を伏せつつ、ここまで読んで頂いて本当にありがとうございました。

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