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「冷え」と運動

December 26, 2018

皆様こんにちは、トレーナーの田中です。

前回ブログを書いた時は猛暑で家から出たくないと言っておりましたが、今は寒さで家から出たくなくなっております。

私は地元が北海道なのですが、そう聞くと「それなら寒さに慣れているのでは?」と思われるかも知れませんがそんなことはありません。北海道の建築物のほとんどは、家の壁に断熱材や二重窓と呼ばれる断熱効果の高い窓ガラスを使用しているうえ暖房をガンガン使用するため、日本で最も冬の室内が暖かい都道府県と言われています。そのため実は、室内をパンツ一丁で生活していてもなんの問題もないほど暖かいのです。

むしろ、東京の家の壁は北海道の家と比べると壁が紙のように薄いため、冬の室内があまりにも寒いため家の中で厚着をしているほどです。

 

ちなみに外は皆様が想像されている通りで、中学校と高校は野球部に所属していましたが12月~3月は写真のようなありさまなので、冬は震えながらキャッチボールをしていました。

        (写真は今年の正月に母校を訪れた際に撮影しましたが、3月頭までこんな感じです)

 

さて、今回はそんな「寒さ」つながりのお話となりますが、私のカウンセリングにいらっしゃられるお客様に多い悩み事の一つに「冷え」があります。

 

寒い時期になると特に女性は「冷え」を強く感じられる方が多いようですが、実はこの冷えには大きく3つの原因があります。

 

 

原因その 1筋肉量の少なさ

人は代謝によって熱を作り出すため、基礎代謝による消費カロリーが多ければ多いほど体が冷えにくいといえます。

実は基礎代謝量は体表面積、つまりは体重に比例すると言われていますが特に筋肉の量に影響を受けます。つまり、筋肉量が多い人の方が冷えにくいというわけです。

ちなみに、一般的に男性の場合は体重の約40%が、女性は体重の約36%が筋肉と言われていますが、食事制限のみのダイエットや普段から筋トレを行わない方は筋肉が落ちていってしまうため、そうでない人と比べて冷えやすい体質になってしまっているのです。

 

 

原因その 2作られた熱が全身へ行きわたっていない

基礎代謝によって得られた熱によって血液の温度が上がり、それが体中を巡っていくため体温は上がります。

一方、体には自律神経という神経がありますが、この神経は興奮とリラックスを調整する神経です。自律神経が正常に作用することで興奮とリラックスが交互に起こり、血管は収縮と弛緩を繰り返し、この血管の動きがポンプのような働きをして血液を体中に送っています。すなわち、血管がモゴモゴ動く事で血液が循環しているのです。

しかし、室内と外気の温度差などでストレスが高まるとこの自律神経は興奮とリラックスの調整能力が低下してしまいます。その結果、血管の収縮と弛緩が上手くできなくなるため血液を上手く体中に巡らせられなくなります。そしてその結果、代謝によって作られた熱は体中に行きわたりにくくなってしまうのです。

 

その他にも実は「食べ過ぎ」も全身への血流を妨げる原因となりえます。

食べ物の消化のために胃に血流が集まるのですが、その結果全身へ巡る血流が減るため、結果として体温が上がらなくなってしまうのです。この場合は単に食べ過ぎに気を付ければ良いかと思います。

 

 

原因その 3作った体温がうまく利用できない

2つ目に挙げた「血流が悪い」状態になると体が温まらなくなるため汗をかきにくくなってしまいます。そのため水分を摂っても汗で体外に排出するという事ができないため体に余分な水分が残ってしまうことで冷えてしまうのです。

この体内に余分な水分が残ることを東洋医学では「水滞」と呼びます。

体内では色々な老廃物が発生していますが、この老廃物は静脈に回収されて循環しながら処理廃棄されていきます。また、静脈の側道とも言えるリンパ管と呼ばれる管もあり、このリンパ管は静脈に回収仕切れない老廃物を回収して大静脈へ合流させて循環させます。しかし、血流が悪くなると静脈の老廃物回収が悪くなり、その結果リンパ管が老廃物回収出来る限界を超えてしまい、結果として回収しきれない老廃物が体内の細胞の間(組織間)に滞る状態になります。すると組織間の老廃物濃度が高まってしまった事に対してそれを水分で薄めようとする機能が働き、リンパ管から水分が漏れ出し、細胞と細胞の間にある「細胞間脂質」に溜まってしまうのです。すると水分で組織間脂質が膨張する形になります。これがよく聞く「むくみ」というのがこの状態です。

つまり、むくみやすい人ほど体外に上手く水分を出せていないという事なので、体の水分量が増えて体が冷えやすくなってしまうと言えます。

 

 

また皮下脂肪が多い場合も、脂肪は血管がほとんど通っていないため熱が加わってもそこから他の場所へ熱を伝える事がないためやはり体が冷えてしまうのです。つまり、体脂肪率の高い人は体が冷えやすいのです。

 

 

 

では、この3つの原因を解決するためにはどうすれば良いのでしょう。

答えは明白です。そう・・・

 

ズバリ!!運動をする。

 

と、いう事になります。それでは1つずつ説明をしていきたいと思います。

 

 

 

まず、1つ目の原因である「筋肉量の少なさ」は、いわゆる筋トレをすると改善されます。

筋肉は筋トレのように大きな負荷が与えられると、その負荷に対応できる様に筋肉を太くしようとします。特にスクワットなどの筋トレを行うといくつもある下半身の大きな筋肉に対して一度に負荷を与えられるため、効率よく筋肉の量を増やすことができるのです。

 

 

次に、2つ目の原因である「自律神経の乱れ」がなぜ運動によって改善するのか。

これは、自律神経は感情のコントロールや気分の安定に関わる「セロトニン」という物質によって上手く働くのですが、一定リズムの運動はこのセロトニンの分泌量を増やすことが研究で分かっています。つまり、運動を行うことで自律神経の乱れは改善し、血流の解消へと繋がるのです。この場合の運動はジョギングやウォーキング、もちろん一定リズムのスクワットでも構いません。

 

 

そして3つ目の原因である「むくみや皮下脂肪の影響で体温が利用しづらい」というのも、運動によるアプローチで改善が見込めます。

リンパ管には動脈や静脈のようにポンプの役割をするものがないただの管のため、そもそも上手く流れづらいのですが、このリンパ管のすぐ近くの筋肉を動かすことでリンパ管が押されるため、リンパ管の中身を押し出し、静脈に向けて流してくれるのではないかと考えられます。リンパ管の流れがよくなることで老廃物の回収が進むためむくみが減少します。

実際に以前からこの方法をお客様何名かに試していますが、皆様数週間で効果を実感されているのでその効果はあると思います。つまり、筋トレによってむくみが取れる。というわけです。

ちなみにこの理論を試されたお客様に対して脂肪が減るようなことは特別行わなかったので、お客様から「細くはなったが、確かに脂肪が落ちている感じはしない」とも言われました。

 

次に皮下脂肪を減らす為には食事療法が何よりも大切となりますが、運動を並行して行うことで基礎代謝に運動による消費カロリーが上乗せされるだけでなく、筋トレを行った場合は筋肉量が増える事で基礎代謝が上がります。基礎代謝が食事のカロリーを上回った場合、皮下脂肪などを利用してカロリーを補完しようとするため、やはり皮下脂肪が減少するのに運動はとても役立つのです。

 

 

以上のことより、

 

運動=冷えの対策となる

 

と言えるわけです。まさに一石四鳥でしょうか。ぜひ冷えが辛い方は運動をしてみてください。それでも改善しない場合や、何をしていいか分からない方は、ぜひIPFトレーナーにご相談ください!